ツーリング先でのトラブル発生から、応急処置、レッカー手配、修理までの記録と、自戒を込めた備忘録をまとめます。
トラブル概要
ツーリング中、突然クラッチが切れなくなりました。
赤信号のために減速し、ギアを5速から順に落とすときに、シフトペタルを踏む度に「ガコンッ」という衝撃を感じました。動揺しましたが交差点でなんとか停止。そのままエンストしました。
その後、クラッチ切れない・Nに入らない、で、エンジン始動できず、立ち往生です。

原因
バイクを安全な場所に移動させて、車体の確認をします。
クラッチレバーを握る感覚が普段よりもかなり軽くなっていました。クラッチワイヤーを辿ると、ワイヤーを覆うチューブの一部が少し裂けていました。
そしてエンジン側。レバーを握ってもクラッチアームがほとんど動いていませんでした。ほんのちょっと動くので、ワイヤーが完全に切れたわけではなさそうですが、それも時間の問題かも。
というわけで、暫定的に「クラッチワイヤーが伸び切った」or「チューブ裂け目から水分が入って錆びるなどしてワイヤーが切れかかっている」のであろうと判断しました。
(もっとこまめに点検しておけば、チューブの裂け目に気付き、前もって交換できたかもしれません。最近洗車もしていなかったし…トホホ。)
応急処置
車載工具を使って、ワイヤーの遊びをエンジン側で調整しました。(というか仲間がやってくれました。感謝で頭が上がりません。やり方を学んだので、次から自分でできることが増えました笑)
レバー側のアジャスターは元々限界近くまで回し切っており、調整の幅がほぼなかったため、エンジン側で遊びを縮める必要がありました。
ワイヤーをギリギリまで引っ張って、なんとかクラッチが切れるようになりました。ずっと道端にいるのはつらいので、ゆっくり走って宿泊地まで戻りました。
(そもそもの話ですが「レバー側の遊びをかなり少なくしなきゃいけない」時点で、ワイヤーが伸び始めているサインだったのかも…。)
レッカーを呼ぶ
これ以上ワイヤーが伸びたり、限界を迎えて切れたら、そのときは本当に終わりです。100km以上先の自宅まで自走するのは無理と判断し、レッカーを呼ぶことにしました。
任意保険付帯のロードサービスは、レッカー100kmまで無料、超過分は1kmあたり700円ということでした。いつもお世話になっている整備屋さんまでの道のりをマップで調べると116km。16km分の超過料金は11,200円です。
また、バイクは軽トラでも運べますが、大きなレッカー車が来た場合は広い道を選んで遠回りする可能性もあります。どちらにせよ、お財布へのダメージを考えるとあまり払いたくはない金額です。
同行していた仲間の案がちょっと良さそうだったので、以下の内容を保険会社に相談してみました。
- 応急処置をしたので、少しだけなら走れること
- なんとか100km圏内に収めたいこと
- 最初に伝えた現在地ではなく、別の場所にレッカーを手配して欲しいこと
- 待ち合わせ場所までの移動中に、万一走れなくなったら、ピックアップ場所を変更したいこと
ありがたいことに承諾をいただきましたので、100km圏内まで頑張って自走することにしました。
シフトチェンジはなるべく少なめに。いつクラッチが切れなくなってもいいようにゆっくり走り、車間距離をいつも以上に取り、気をつけて走りました。そうして無事に、レッカーの待ち合わせ場所に辿りつくことができました。
バイクをレッカーに載せたあとは、近くの駅から電車で帰りました。駅に着いたとき、次に来る電車が偶然にも特急電車だったので、指定席で優雅に帰りました笑
修理と帰宅の費用
バイク整備屋さんに見てもらい、改めてワイヤーが伸びていることを確認してもらいました。チューブの断裂が直接的な原因になったかどうかまではわかりませんでしたが、水分が入ったりしてワイヤーに良くないことは明らかです。
修理費用は、部品代を含めて9300円ほど。思っていたより安く済んでホッとしました。
帰宅の費用と、修理が終わったバイクを取りに行くときの交通費は、保険で補償されました。
日頃から備えておくべき7つのこと
今回初めてレッカーを呼んでみて多くの学びがあったので、自戒を込めて残しておきます。
スマホ充電は、ツーリング中いつ何時(なんどき)もフルにしておく
多くのライダーがUSB給電からスマホの充電をしていると思いますが、一番安心材料になったポイントなので書いておきます。
ロードサービスへの電話、マップでの検索、状況メモの作成など、スマホでやることが多い中、バッテリー残量を気にしていたら大変なストレスです。
また、止まっているバイクからスマホに充電するときはバイク側のバッテリー残量を心配することになるので、バイクが走っている間に充電ケーブルを繋げておくのか一番安心です。
当たり前っちゃ当たり前ですが、念のため。
ガソリンはこまめに給油する
これも当たり前っちゃ当たり前ですが、ガソリンはこまめに入れたほうがいいです。
ワイヤーの応急処置をした後に20kmほど自走しましたが、「もしそのときに給油もしなきゃいけなかったら…」と思うと冷や汗が出ます。ガソリン残量に多少の余裕があったことは、少しですが確実に、私の心を軽くしました。
ちなみに、私のバイク カワサキ250TR はタンク容量が6.6Lと小さいので困ったものです。可愛いところでもありますが。私の場合は街乗りの燃費が大体 25km/l くらいなので、100〜120kmくらい走ったら給油しています。
保険の緊急ダイヤルをスマホに登録しておく
トラブルの渦中で「えっと…ロードサービスの依頼はどこに電話するんだっけ…」などと調べる余裕はありません。電話帳に登録しておいたので、スムーズに電話をかけられました。
事故ったとき、トラブったときの連絡先をスマホに登録しておいてください。可能であれば、探す手間が省けるようにピン留め的な機能を使うと良いと思います。
車載工具は積んでおく
車載工具がなかったら応急処置もできませんでした。今までにも何度か車載工具に助けられたことがあります。
工具、積んでください。
ツーリング先の緊急避難先を調べておく
これは今回の準備不足ポイントでした。
宿泊先からアクセスできる整備屋さんをあらかじめ調べてピン留めしておけばよかったなと。レッカーを呼ぶ前にその場で調べて電話で修理可否を聞いたりしたのですが、調べるのにちょっと時間を使ってしまいました。(結局、現場近くではなくいつもの整備屋さんに運ぶことにしましたが)
役に立つタイミングはごく稀なものかもしれませんが、発揮する安心感は大きなものになりそうです。
仲間を頼る勇気
自分でどうにかできるなら、それに越したことはないのかもしれません。
今回も、自分でもどうにかしようと思えばできました。応急処置なしで現場からレッカーしてもらい、田舎の公共交通機関やヒッチハイクを駆使して駅まで移動することも、やろうと思えばできました。
でも、近くにいる仲間に連絡して助けてもらいました。そのおかげで事態はかなりマシになり、心も楽になり、今後の笑い話にもなりました。
トラブルも楽しむ心を持って行こう
バイクに乗るはずだった行程が図らずも電車旅になったり、楽しみにしていたランチの予定が消し飛ぶこともあります。
「それも思い出♪」くらいに捉えられたら、結果オーライかなと思います。
ご安全に
学ぶことの多い出来事でございました。無事故で、怪我もなく、不幸中の幸いだったと思います。
みなさまもご安全に!楽しく健やかなバイクライフを送りましょう!
気持ちの面については、別途noteに書きました。よければこちらも読んでくださいね。



コメント